催馬楽サイバラ)” の例文
旧字:催馬樂
かうした形が、日本芸能普通の姿だつたと見えて、同じ事は、神楽と催馬楽サイバラとの上にも行はれたのである。
それ以前から必、神遊びが神事芸能としての享楽方面を拓いて居たには違ひないが、一躍して芸能の喜びを覚えさせるやうになつたのは、神楽が栄え、催馬楽サイバラを分出させた頃からであらう。
神賑ひ一般 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)