停車場ステンショ)” の例文
ガランとした停車場ステンショを出てくると、真正面に聳え立っている赤煉瓦造りの大時計を斜めに秋燕が。秋の日が青磁の色に沈みかけていた。それが馬鹿に寂しく見えた。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
ソヨリとも風がない米子停車場ステンショ前の招福館という寄席の楽屋。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
皆が発つとき今松は、停車場ステンショまで送っていった。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)