供御くぎょ)” の例文
法王の月料は天子の供御くぎょに準じ、服食も天子と同じものだった。宮門の出入には鸞輿らんよに乗り、法王宮職が設けられ、政は自ら決した。それはすべて女帝が与えた愛情のあかしであった。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)