佻脱こざいし)” の例文
晋陽の世家きゅうかとして知られているこの佻脱こざいしの青年は、そのころ妻君を歿くして独身の自由なうえに、金にもことを欠かないところから、毎日のように郊外にある別荘へ往来して
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)