何時々分いつじぶん)” の例文
「お父さんは何時々分いつじぶんから競馬に凝り出したんだらう。死ぬまで妾達は気が附かなかつたが、馬の為だけでもあらまし吾家の財産は借金に代つてゐたらしいのよ」
鱗雲 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)