佇立たたずん)” の例文
段の上の横手に佇立たたずんで居ると、下から誰やら登って来る足音がする、下僕でも起きたのかと思えば爾でも無い、此の人も余と同じく何事をか思案して居る者か歩む足が甚だ捗々はかばかしく無い
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)