過日伊曾保物語いそほものがたり古本の展覧会を見、この初期活字本から続いて幾世紀かの挿絵を並べ見る機会を得た。悲しい哉、時代の降るにつれて、挿絵としての工藝美は漸次に失われている。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)