七月のぼん行事がかなり有力に普及して後まで、是と対立して重要なる多くの行事が、いわゆる仲秋名月ちゅうしゅうめいげつの前後に集合していたことは、大陸東岸の広い地帯から、九州の南半分にかけての
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)