仮葬かりそう)” の例文
遠藤の父親が、国許くにもとから出て来て、仮葬かりそうを済ませたのが、やっと今日の午後のことで、部屋の中には、彼の持物が、まだ荷造りもせず、置いてあるのです。
屋根裏の散歩者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)