その一は『古言清濁考こげんせいだくこう』であって、これは享和きょうわ元年に版になっております。もう一つは『仮名遣奥山路かなづかいおくのやまみち』で、これには寛政かんせい十年の序があります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)