他郷たび)” の例文
あれはどんなに酔払っても俺にもそんな話はしないが、俺はこのごろになってようよう、彼がああして家を出て他郷たびで商売をする気になった心持が解ったよ。
贋物 (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)