論理的不一貫ローギツシエ・インコンゼクエンツ人格的一貫ベルゼーンリツヘ・コンゼクエンツを妨げるに足りないと信ずる樣になつた。それで三太郎は可なり矛盾した事を平氣で云つたりしたりすることが出來るやうになつたのである。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)