乳牛院にゅうぎゅういん)” の例文
ここは元、禁裏のお牛場うしばで、乳牛院にゅうぎゅういんの跡とも呼ばれていた。今でも、野放しの牛がいるとみえ、陽が高くなると、枯れ草とふんのにおいが蒸れて来るのである。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)