乱心みだれごころ)” の例文
旧字:亂心
ほかには無い、お孝の乱心みだれごころにゆかしがって着ていた、その段鹿子を脱がせようと、お千世が遮る手を払って、いきなりお孝の帯に手を掛けて、かなぐり取ろうとしたのである。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)