乃公ダイコウ)” の例文
「こりゃ黄信。きさまは日頃、乃公ダイコウ出デテ三山ニ鬼声ヲ絶ツ——などと大言を吐いていたが、なんとしたこと、これを見ろ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さればこそ乃公ダイコウの行く手はいつも茨だが、目をつむれば茨は茨ならずしてたちどころに虹となり、虹と見ゆれど茨は本来茨だから茨には違いないけれど亦虹なんじゃあ。
さればこそ乃公ダイコウの行く手はいつも茨だが、目をつむれば茨は茨ならずしてたちどころに虹となり、虹と見ゆれど茨は本来茨だから茨には違ひないけれど亦虹なんぢやあ。