与力吟味よりきぎんみ)” の例文
最初は、与力吟味よりきぎんみにまかせておいたのであるが、どうしても、彦兵衛が頑として、公事を下げないというので、ここ二回ほど、甲斐守自身が、彼をよび出しては、説得せつとくを試みて来たのであった。
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)