不甲斐ふがひ)” の例文
むしろ彼らの眼をはばかるやうにこそこそと逃出したから、自分は不甲斐ふがひない人間だ。散々そこいらを飲んですつかり更けて家の戸を叩いた。
現代詩 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)