不楽さぶ)” の例文
「秋萩を散り過ぎぬべみ手折り持ち見れども不楽さぶし君にしあらねば」(巻十・二二九〇)、「み冬つぎ春は来れど梅の花君にしあらねば折る人もなし」(巻十七・三九〇一)などは
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)