三五屋さんごや)” の例文
長崎に来てからまだ半年も経たぬうちに、早くも一万両に余る金を貯めたのを、の夜の事を忘れぬように三五屋さんごやという家号で為替に組んで、大阪の両替屋、三輪鶴みわづるに預けていた。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)