“一遍（イッペン）” の例文

入声音またはンにつづくハ行音はパピプペポの音であったものと思われる（「一遍（イッペン）」「匹夫（ヒップ）」「法被（ハッピ）」「近辺（キンペン）」など）。

国語音韻の変遷 (新字新仮名) ／ 橋本進吉(著)

“一遍”の意味

《名詞・形容動詞》

一回。一度。

（context、dated）一部始終。

（多く「いっぺんに」の形で）一度に。同時に。

（名詞に後続して）もっぱら。それだけのこと。
《固有名詞》

鎌倉時代の僧。時宗の祖。
(出典:Wiktionary)

“一遍”の解説

一遍（いっぺん、en: IPPEN　延応元年（1239年） - 正応2年（1289年））は、鎌倉時代中期の僧侶。時宗の開祖。全国各地で賦算（ふさん）と呼ばれる「念仏札」を渡し、踊りながら南無阿弥陀仏（念仏）と唱える「踊り念仏」を行った。徹底的に自身の所有物を捨てたことで「捨聖（すてひじり）」とも呼ばれた。
一遍は、1221年の承久の乱により没落した伊予国（愛媛県松山市）の豪族の河野家の次男として1239年に生まれる。1248年に10歳より仏門に入り、1251年からは太宰府の聖達上人の元で、浄土教を学んだ。1262年に父の訃報を受けると、一度故郷に帰り、半僧半俗の生活を続けていたが、1271年に33歳で再出家し、1274年より全ての財産を捨て一族とも別れ 16年間の遊行の旅に出る。
(出典:Wikipedia)

一	常用漢字 小１ 部首:⼀ 1画
遍	常用漢字 中学 部首:⾡ 12画