“一朝有事”の読み方と例文
読み方割合
いっちょうゆうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一朝有事いっちょうゆうじの時には、どう退けられていても、誰より真っ先に駈けつけるのが当然なものと、龍興はのみこんでいるふうだった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すべて古い城下町の道路というものは、交通の便や、美観よりも、その主眼は、一朝有事いっちょうゆうじの場合の“守備の町”として設計されてあるものである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)