一尋鰐ひとひろわに)” の例文
ことにいわゆる一尋鰐ひとひろわにの物語の、古い印象に養われた人々ならば、猿が亀の背に乗って、得々とくとくとして海の都に行く絵様えざまに、どれくらい興じ笑ったかしれぬのである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)