“リヤン”の漢字の書き方と例文
語句割合
空無100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしの待つた消滅の薫りが馥郁ふくいくとしてわたしの骨に匂ひ出した。わたしは生涯働かなかつたといふことを思ひ出に漂ふ空無リヤンの海に紫の海月くらげとなつて泳ぎ出るのだ。
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)