“マズク・オクゼン”の漢字の書き方と例文
語句割合
麝牛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その彼が、稀獣矮麟オカビを追い、麝牛マズク・オクゼンをたずね、昼なおくらき大密林の海綿性湿土スポンジ・ソイルをふみ、あるいは酷寒水銀をくさらす極氷の高原をゆくうちに、知らず知らず踏破した秘境魔境のかずかず。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)