“テーベー”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
結核患者50.0%
肺病患者50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日は場所の加減かマダムの上半身の裸像が目の前にあり、挑発するようにクローズアップされたその丘子の胸は結核患者テーベーとは思われぬほど、逞しい隆起を持っていた。
結核患者テーベーの妄想的不安と思いながらも、ハッキリ否定することの出来ぬこの患者独特の潜在恐怖と、極めて尖鋭された神経の痙攣を半ば不安な気持で、じっと見詰めているより仕方がなかった。
いかにも肺病患者テーベーらしい卑劣な利己的な感情を、どこか心の隅にもっていたからである。