“ギャラント”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
婦人に慇懃50.0%
小粋50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婦人に慇懃ギャラントなヒュー先生の方は、自分の棺の架台を、テーブルの上座近くのその位置から、あの包屍布を着た小柄な肺病の女の近くへ移して、上機嫌で彼女の側へどかりと腰を下し
「ああ、その点ならば私も同感です。これは確かに東京ふうな出来事に違いありません。どうでしょう、これから一つ私を案内して、その小粋ギャラントな鶴を見せて下さるわけには行きませんか」
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)