“ガンダーラ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乾陀羅50.0%
健陀羅50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
興福寺濫觴記こうふくじらんしょうき』という本は信用のできるものではあるまいが、その中に次のようなことを伝えている。——北天竺乾陀羅ガンダーラ国の見生王は生身なまみの観世音を拝みたくて発願入定三七日ほつがんにゅうじょうさんしちにちに及んだ。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
興福寺の諸作は健陀羅ガンダーラ国人問答師の作と伝えられている。その真偽はとにかくとして、あの十大弟子や八部衆が同一人の手になったことは疑うべくもない。その作家は恐らく非常な才人であった。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)