“カリリヨン”の漢字の書き方と例文
語句割合
鐘鳴器100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうしてちょうど二時三十分、鐘鳴器カリリヨンが鳴り終ってからわずかに五分の後には、蟻も洩らさぬ緊密な包囲形が作られたのであった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
なるほど、伸子という女はすこぶる奇妙な存在で、ダンネベルグ事件と鐘鳴器カリリヨン室を除いた以外は、完全に情況証拠の網の中にあるのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
法水は先刻さっき尖塔の中に錘舌鐘ピール(錘舌のある振り鐘)は見たけれども、鐘鳴器カリリヨン(鍵盤を押して音調の異なる鐘を叩きピアノ様の作用をするもの)
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)