“エッケ・ホモ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
此の人を見よ50.0%
この人を見よ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、かえって此の人を見よエッケ・ホモ——の方でしょうよ。これは、ワグネルの『パルシファル』を見よ——と云っているのですからね」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
と云うのは、勿論鎧通よろいどおしを握って、此の人を見よエッケ・ホモ——とばかりにのけ反りかえっている、紙谷伸子かみたにのぶこの姿体だったのである。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「そうです。あのかぶと前立星まえたてぼしが、此の人を見よエッケ・ホモ——と云っているのです」と法水は椅子を深く引いて、静かに云った。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「すると、結局君は、この暗合を、この人を見よエッケ・ホモ——と解釈するのかね」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)