“わらみどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
藁御堂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨露次は、藁御堂わらみどうきざはしを、這うように上った。歩く力もなかったのである。そして、暗い御堂の扉をあけた。舟底に病んでいたとおりな寝すがたが、すぐ彼の眸をただらした。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)