“りゅうきくん”の漢字の書き方と例文
語句割合
劉琦君100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江夏こうかにおられる嫡子劉琦君りゅうきくんのところへ急いで、つぶさに戦況を告げ、江陵の城へお出会いあるべしと、この書簡をとどけられよ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
関羽がひき連れてきた兵も一万に近く、また劉琦君りゅうきくんが江夏の勢も一万を下りません。ただし、閣下のご決意はどうなったのですか。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ご辺が参って、援軍を乞えば、劉琦君りゅうきくんも決して嫌とは申されまい。——ご辺の計らいで、継母蔡夫人の難からのがれたことも覚えておられるだろうから……」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やはり劉琦君りゅうきくんをお立てになることでしょう。ご病体ですからこの荊州の城に置かれて、旧臣をよび迎え、また都へ表を上せて、琦君を荊州の刺史ししに封じておあげなさい。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは、劉琦君りゅうきくんの死であった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)