“らふくわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
蝋化100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝋化らふくわしたやうな感じですが、打ち見たところ榮養も良く、五十とは思へぬ若々しさで、身體全體も何んとなくたくましい感じがあり、昔は武家であつたといふ噂を思ひ出させます。
蝋化らふくわしたやうな蒼白い凝脂に、痛々しくも殘る傷を見て、多勢の人達を眼顏で隣りの部屋に追ひやり、父親の市兵衞と一緒に殘つてゐる、妹娘のお吉に、さゝやき加減に訊くのです。