“ゆうぎてき”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

同時にこの上もなく友誼的（ゆうぎてき）な口調で、白鷹夫人が私の一家に対して警告してくれたものであった。

少女地獄 (新字新仮名) ／夢野久作(著)

処女の空想に神秘の色を遊戯的（ゆうぎてき）に着けてくれる無邪気な装飾品であった。

明暗 (新字新仮名) ／夏目漱石(著)

もしくはそれを言い前に、ただ継子と争いたかった。二人は争った。同時に女性の本能から来るわざとらしい声を憚（はばか）りなく出して、遊技的（ゆうぎてき）な戦いに興を添えた。

明暗 (新字新仮名) ／夏目漱石(著)