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やくまへ
ふりがな文庫
“やくまへ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
厄前
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厄前
(逆引き)
四十一の
厄前
(
やくまへ
)
と聽きましたが、典型的な江戸の大町人で、恰幅の見事な、眼鼻立ちの大きい、美男型といふよりは、
寧
(
むし
)
ろ純情型の、誰にでも好かれさうな爽やかな人柄です。
銭形平次捕物控:194 小便組貞女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
左樣で御座います。御年配は四十そこ/\、まづ
厄前
(
やくまへ
)
と言ふところで御座いませう。
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「正氣も正氣、この通り、醉つても寢ぼけても居るわけぢやねえ。年は少し違ふが、まだ
厄前
(
やくまへ
)
の東作に、十九のお富が不釣合とは言はさねえ。巾着切の娘が巾着切の女房、こんな似合ひの縁があるものか」
銭形平次捕物控:075 巾着切の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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