“もうら”の漢字の書き方と例文
語句割合
網羅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牙彫の方は牙角介甲部となりその他種々部が出来て、今では十何部となってすべてを網羅もうらしたのであるが、最初は牙彫だけで、木彫は一両人であったのです。
昨年独逸人クルトの出版せる書籍中には今日まで我邦人わがほうじんすらかつて見ざりしほどの珍品をも網羅もうらし尽せり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
以上の理想を実現させるためには新聞社はあらゆる実務や学術技芸はもちろん一般思想上の各方面について第一流の人たちを記者として網羅もうらしなければならない。
一つの思考実験 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)