“まやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真山50.0%
馬山50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人は、川べりや路傍みちばたを歩きまわった。そうして歩きまわっているうちに、町へ通ずる真山まやま街道で、二人は町の方からやって来る豊作の父親に遭った。
駈落 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
むかし江戸、向島あたりに馬山まやま才之助といふ、つまらない名前の男が住んでゐた。ひどく貧乏である。三十二歳、独身である。菊の花が好きであつた。
清貧譚 (新字旧仮名) / 太宰治(著)