“ひわかざ”の漢字の書き方と例文
語句割合
日若座100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日若座ひわかざ」の再建は、着々とすすんで、普請場ふしんばは活気を呈している。六月の強い太陽が新しい材木を光らし、聳え立つ高い屋根の梁に打ちつけられた、上棟式の板矢とのぼりとが美しい。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
日若座ひわかざ」は、朝から大賑いである。今日の一日のために、前々から準備がすすめられていたのであるから、この劇場を中心にして、いちどきに、百花が撩乱と、咲きみだれたような具合であった。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)