“ひつさく”の漢字の書き方と例文
語句割合
筆削100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝中殆ど滑稽に近い時代錯誤や場所錯誤が続出するが、予は原文の時代色を損ふまいとした結果、わざと何等の筆削ひつさくをも施さない事にした。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それから又、自分は六冊物の読本の原稿を持つてゐる。これもあなたの筆削ひつさくを受けて、然るべき本屋から出版したい。——大体こんな事を書いてよこした。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)