“ばんぼく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万木66.7%
伴卜33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万木ばんぼくの落葉や、秋風のさけびは
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万木ばんぼくおふくが通るげで
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ぼくにとってなぜそんなに興味深いのかといえば、「新・平家物語」のうちに、この人物を、偶然ぼくが「朱鼻あけはな伴卜ばんぼく」として登場させているからである。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
少納言信西でも、朱鼻あけはな伴卜ばんぼくでも、悪左府でも、以後の悪党らしいやつも、末路へ来ると皆いつのまにか、憎めない人間みたいになってしまう。第一、入道清盛がそうである。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)