“ねんしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年処50.0%
年所50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是がただ職業の消滅によって、事もなく社会の他の組織に、融合しまた同化してしまうには年処ねんしょを要したはずである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
然しそれはこの河が億劫おくごう年所ねんしょをかけて自己の中から築き上げたものではなかろうか。私の個性もまたその河の水の一滴だ。その水の押し流れる力は私を拉して何処かに押し流して行く。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)