“ながじけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長霖50.0%
長霖雨50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初冬の長霖ながじけがようやく晴れたので、どこの井戸端でもおかみさん達が洗濯物に忙がしかった。どこの物干にも白い袖や紅いすそのかげが、青い冬空の下にひらひらと揺れていた。
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
この頃の長霖雨ながじけで気味の悪いようにじめじめしている狭い露路の奥へはいって、良次郎の家というのを探しあてると、二畳と六畳とふた間の家に五十近い女と、十四五の小娘とが向いあって
半七捕物帳:20 向島の寮 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)