“とりせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取席50.0%
真打席50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その年正月の下半月しもはんつき、師匠の取席とりせきになつたのは、深川高橋の近くにあつた、常磐町ときはちやうの常磐亭であつた。
雪の日 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その年正月の下半月しもはんつき、師匠の取席とりせきになったのは、深川高橋の近くにあった、常磐町ときわちょうの常磐亭であった。
雪の日 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
師匠の真打席とりせきと文楽師匠の真打席とてれこにつかって貰うようになっていたのだったが
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「そりゃ俺もたしかに悪いかもしれないが、師匠のこの頃のあの寄席の抜き方だってなんだえ。毎晩毎晩、神田の川竹を休んじゃ、赤坂の一つ木の真打席とりせきへばかり酒飲みに行っていなさるじゃねえか」
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)