“とよとよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
豊々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから豊三郎は座蒲団ざぶとんの上へ坐って、しばらく軸と花を眺めていた。その時窓の前の長屋の方で、豊々とよとよと云う声がした。その声が調子と云い、音色ねいろといい、優しい故郷ふるさとの母に少しも違わない。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)