“たるひろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
樽拾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浜松町から神明一帯を訊いて廻って、久吉が日頃手なずけているという、少し人間のおめでたい樽拾たるひろいの三次という少年を捜し当てると
「あの子は、町の遊び女に産ませた、私の本當の子だ、母に別れて、男の子に仕立てられ、樽拾たるひろひをしてゐるのを、私がさがし出して、知り合ひの子といふことにして、俵屋で使つたのだ」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)