“ぞうぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雑倉50.0%
雑蔵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉良上野介の雑倉ぞうぐらにあたるもので、一旦緩急あれば、逆落しにここへ落ちこんで、あやうい生命の狭戸せとをすり抜けようという、よく考えたドデンの場なのであった。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「まったくのその通りなんで……。さっきお雑蔵ぞうぐらの前をとおると、入口の戸があいていてトバ口に蜜柑の籠がつんだしてある。……いい色ですから、先生にお目にかけようと思って……」
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)