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すそかぜ
ふりがな文庫
“すそかぜ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
裾風
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裾風
(逆引き)
しとやかなうちに機轉がきいて、狹い部屋に押し並んだ男客の間を通り乍ら、
裾風
(
すそかぜ
)
一つ立てないたしなみです。
銭形平次捕物控:214 鼬小僧の正体
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎がどんなにでつかい鼻をクンクンさせたところで、
裾風
(
すそかぜ
)
一つ立てるやうな不たしなみな立居はしません。
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
白粉燒けのした、蒼黒い細面、口紅は少し濃く、長い眉、物を言ふのに唇を曲げるのは嫌味ですが、歩くと
芳芬
(
はうふん
)
として
裾風
(
すそかぜ
)
が匂ふのです。踊の師匠の一つのたしなみでせう。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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