“すぎなり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
杉形50.0%
杉成50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思ふと机の下には、古新聞を敷いた上に、おびただしい南京豆の皮が、杉形すぎなりに高く盛り上つてゐた。自分はすぐに松岡が書くと云つてゐる、三幕物の戯曲の事を思ひ出した。
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
平野喜房の『浅致算法』付録に相接する三円間に杉成すぎなり形に内容した諸円の問題のごときも、また少数の場合から一般を帰納した誤りであった。