“けうてい”の漢字の書き方と例文
語句割合
轎丁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大抵医官は一門人若くは一僮僕を有するに過ぎなかつたのに、独り先生の下には塩田良三とわたくし(志村良愷)とがゐて、又若党一人、轎丁けうてい四人がゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
行くこと数町にして轎丁けうていが肩を換へた。其時衆人中より一人の男が進み出て榛軒に「お願がございます」と云つた。その言ふ所を聞けば花笠を請ふのであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)