“きわもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
際物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしのその町を去ったあと、それまでの際物きわもの問屋、漬物屋、砂糖屋、その外一二けんを買潰して出来たのがその銀行である。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
そしてそこで始めて、多数の公開観覧所が卑猥ひわいなものやあくどい際物きわもので堕落し切っているのに対して、道徳的なものをもって対抗させる機会を得るだろう。
アインシュタインの教育観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
僅かに日清戦争の際物きわもので気を吐いたが、その後は月耕、年方等一門が踏み止まって相当多数の作品をだした。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)