“がういん”の漢字の書き方と例文
語句割合
強引100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれは恐ろしい女だ、——その弱い尻を谷口金五郎につかまり、強引がういんに口説かれて到頭これも殺してしまつた。
もつとも主人の清兵衞も惡かつたよ、お内儀が居るうちから、義理の伜と張り合つて、お北を附け廻して居たが、お内儀を追出すと、天下晴れて強引がういん口説くどいたんだ、三十も歳の違つてゐる者を。
銭形平次捕物控:180 罠 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
あの酒屋の伜の又吉を殺したのは、あの美しい内儀さ、——千兩箱といろ/\のお寶を隱したところを見附けて、日頃お内儀に心を寄せて居た又吉が、不心得にも武家の内儀を強引がういん口説くどいたのだよ。